事業運営の『人員配置基準』を考える。
| ●塚本ブログ
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こんばんは。 株式会社バイ・スティックケアサービスの塚本です。 弊社の行う施設運営・介護事業には人員基準というものがあります。 訪問介護や看護事業であれば、『常勤2、5人以上』という人員基準があり、 サ高住は、『日中最低1名以上』という基本規定の上で、 常駐人員を指定機関に登録する必要あります。 デイサービスでは、管理者・相談員・看護職・介護職それぞれに配置基準があります。 この人員基準は、最低の必要人員であり、 実際に事業を運営していくには、多くの場合、それ以上の人員が必要となります。 介護事業は人件費率が高い事業。 配置する人員と業務量のバランスが重要です。 人員が多いと人件費が運営を圧迫し赤字を招いてしまうし、 人員が不足すると職員の負担が多くなり結果いいサービスを継続できなくなります。 このバランスについてよく悩み、常に考えていますが、 『ここが介護事業の非常に難しいところ』です。 算数の問いであれば、 「ひとつの業務を完了するのに、2名で2日かかる仕事は、4名だったら1日で完了します。」 でも、現実的な業務においては、 計算式の通り「1日」となることはあまりありません。 結果は変わらず、「2日のまま」 また、逆に時間がかかって、 「3日や4日」になる危険性が潜んでいます。 組織が大きくなったり、人員が過剰になると、 『互いに作用し合うことで多くの時間が無駄に使われたり』 『人間関係、摩擦など作用に関わる内部の問題にとらわれやすくなり』 内に向いたことに時間や労力をつかうことばかりが増えてしまう傾向があります。 それにより、仕事を複雑化してしまい、更に時間を使うことになってしまいます。 その為、できるだけ小さな組織の中で意思決定がなされる体制の方が、 作業目的がはっきりとし、内に向けた余計な時間の浪費ではなく、 お客様という外に向けた有効な時間の使い方ができるように感じます。 現在の介護事業は、人員数や有資格数を重要視し、 それが評価や安心感になってしまうような業界ですが、 実際には『人員の多さはあまり関係がない』 多いからいいわけでも、少ないから悪いわけでもない。 優先準備を決めて其々が自己意識で動くことができる筋肉質な組織づくりをしていきたい。 人員配置と業務量のバランスについて、常に悩み考え続けながら、 そんなことを考えていました。 高齢者施設に BARをオープン!? 介護の常識を覆す「地域企業共同企画」の動画が完成しました。 https://www.youtube.com/watch?v=Q5G-GmbKC6Y&t=310s おおるりホームページはこちら https://ohruri.jp/ バイスティックケアサービスのホームページはこちら https://bystickcare.co.jp/ 塚本ブログはこちら https://bystickcare.hamazo.tv/c732885.html