開設からもうすぐ2年「今、私が想うこと」@おおるり富塚

こんばんは、バイスティックケアサービスの塚本です。
浜松市中区富塚町「おおるり富塚」 https://ohruri.jp/facility/tomitsuka.html
ここは、29室のサービス付き高齢者向け住宅に訪問介護事業所とデイサービスが併設されている複合施設です。

2021年4月に開設しもうすぐ2年となります。
開設当初は離職される方が多いといいますが当施設のサ高住職員は誰1人離職者が出ていません。
デイ職員もこの2年で数名の入れ替えはありましたがほとんど変わらないメンバーで運営をしています。

開設から段々と入居者様・利用者様が増えて、
色々な方との出会いと別れを繰り返して、
コロナ感染や入居者様の状態変化など、
思い返すと、この2年間で色々なことがありました。
一緒に歩んできてくれた職員たちには本当に感謝しています。

2年経った今、
サ高住は満室、
デイは定員をほぼ満たし目標を達成、
顧客満足だけでなく、数字としてもしっかりと成果を上げられるようになりました。
今は「売り上げを伸ばす」から「売り上げを維持する」フェーズ。
売り上げを維持しつつ、「顧客満足を更に高めていきたい」と考えます。
デイの利用者が増え、定員を20名から25名に変更しましたが、
これを機に利用者をどんどん増やしていこうというわけではありません。
今の職員で対応できるだけの利用者様に、ご満足いただける精一杯のサービスを提供していきたいと考えています。
入居者様・利用者様が喜んでいただける姿を見るのがやはり一番嬉しいことです。

私は、人は誰しも「貢献感」が必要なのだと思います。
つまり「自分に価値がある」と思えるかどうか。
これは高齢者にとっても大変必要なことだと思います。
しかし、施設に入所すると安全と引き換えに「貢献感」や「自らの価値」をなくしてしまう。
「守ることに意識しすぎている」それが以前から感じていた介護施設の印象でした。
私の考える「貢献感」を持ってもらうには、
敢えて、介護業界の常識に疑問を持ち、アンチテーゼである必要がありました。

そして、制限について。
介護施設は制限が多すぎる、それも貢献感を削ぐ要因になっているのではと思っていました。
行動はできる限り自由にする。
自分でやれることはやってもらう。
この2年間、貢献感、自由、それにできる限り向き合い、介護施設の常識に捉われない活動を実施してきました。
何かあれば私がそこまで迎えにいくことを覚悟して、要介護の入居者を1人で県東部宿泊に送り出したり。
食欲が落ちてしまった入居者に点滴や栄養剤ではなく「好きなものを食べてもらおう」と職員が何度も聞いて夜中にパンを買いに行ったり。
転居してしまう方に、転居前に行きたいところへ職員がお連れしたり、食べたいものを食べてもらったり。
退院後に入居する方を迎えに行った際に「退院祝いに食べたいものを買っていこうよ」ってコンビニに寄って行ったり。
おおるりガーデンを作って入居者様にお花や菜園の管理をお願いしたり。
協力いただける入居者様に、職員のように施設の掃除、新聞配り、他入居者への食事の配膳下膳をお願いしたり。
継続できなくなってしまったこともあるけれど、色々なことにチャレンジしてきました。

コロナ禍でもできる限り交流を持ってもらえるよう外出や面会も他施設に比べて緩和を継続してきました。
コロナが落ち着いた時期には、
入居者から頼まれた訳ではなく、こちらからご家族に「面会に来ていただけると嬉しいです」と電話することもありました。
遠方から家族が来られた際には、ホテルのように一緒に写真撮影し、その場で印刷しお渡ししています。

入居者に地域との繋がりを感じてもらうため地域企業様にご協力いただき、
今では飲食に関する企業様だけでも7社以上が当施設に協力してくれています。
高齢者施設でBARをオープンして新聞記事やニュース、ラジオなど多数のメディアに取り上げていただきました。

でも、まだまだ私の思う理想には程遠い。
常に「今日より明日」 これからも日々行動していきます。
そんな施設運営を一緒に行なってくれる方を募集しています。
現在、職員の「増員募集中」です。
採用サイトはこちら https://t61jfimt.jbplt.jp/

高齢者施設に BARをオープン!? 介護の常識を覆す「地域企業共同企画」の動画が完成しました。
動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=Q5G-GmbKC6Y&t=310s
おおるりホームページはこちら https://ohruri.jp/
塚本ブログはこちら https://bystickcare.hamazo.tv/c732885.html
問い合わせフォームはこちら https://bystickcare.co.jp/contact/

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