「ぬくもり工房」さんのデザインパネルで施設を彩りました。
こんにちは、バイスティックケアサービスの塚本です。
未来マチプロジェクトにご協力をいただいている浜松市浜北区にある「ぬくもり工房」さんにお願いをして、
浜松市東区笠井町「サービス付き高齢者向け住宅 おおるり笠井」の玄関ホールを、
「遠州綿紬」を使ってデザインしていただきました。
色々な柄の「遠州綿紬パネル」が玄関正面を彩ります。
このデザインパネルはぬくもり工房の入山さんにレクチャーを受けながら、
職員や入居者が一緒になって作りました。
はじめは、浜松の織屋の歴史、遠州綿紬の説明などの説明をしていただきました。
以前、浜松市内にたくさんあった織屋は、現在は10件ほどとなり、
ぬくもり工房さんでは、その伝統ある「遠州綿紬」の文化を継承し、
その良さや郷土愛を伝えるための様々な活動を行っています。
入居者様の時代は、正に織屋が多数あった「ドストライク」の時代です。
実際に織屋だった方もいて、「いい時代だったなぁ」と思い出話に花が咲きました。
説明の後は実際の作品作り。
完成した後は、玄関ホールに移動して壁に掲示していきます。
配置デザインは、ぬくもり工房さんにお任せです。
取り付けていると、みなさんも「どのようになるのか見てみたい」とダイニングから続々と玄関ホールへ。
出来上がる工程を眺めていました。
ここでもみなさん、終始、織屋が栄えた時代の話をしていました。
こうした「文化に触れるイベントや作品作り」は、そこから昔の話題や感情が溢れてきます。
それが私が、とてもいいなと感じるところです。
おおるり笠井のある「浜松市東区笠井町」は、歴史のある町で、
古くから「笠井市」が開かれ、笠井街道に沿いには、商家造りの町並みが残っています。
流通経済の拠点ともなっており、織屋も点在し、笠井縞と呼ばれる綿紬もあったようです。
それもあって、今回はぬくもり工房さんに
歴史ある笠井町の「おおるり笠井」を地域文化を感じる施設にしたい!
と依頼をさせていただきました。
結果は大成功、ぬくもり工房さんありがとうございました。
尚、これから遠州綿紬の暖簾を玄関に追加し、
さらに雰囲気を出していく予定です。
今後も、その地域ごとの特性、歴史を感じることのできる試みを行なっていきたいなと思います。
■未来マチプロジェクト
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