顧客目線のサ高住企画とコストのかけ方
こんばんは、バイ・スティックケアサービスの塚本です。
2021年4月に運営を開始した弊社9棟目のサービス付き高齢者向け住宅「おおるり富塚」
当施設では、「私が運営上、大切にしていること」(=つまり職員に大切にしてほしいこと)を職員ロッカー室に貼りだしています。
そのうちのいくつかを何回かに分けてご紹介しています。
今日は「私たちの顧客は入居者様」であるということ。
ホテルのように豪華に作られた玄関ホール。
そこに飾られた高価な絵画、シャンデリア、そしてその横にあるグランドピアノ。
有料老人ホームではそんな光景を目にすることがよくあります。
県外等、様々な施設を見学に行くことがありますが、玄関ホールに十分な面積や費用を使っている施設が多い。
土地の広さ、建物の面積、費やせるコストは限られていて、
極論、「どこの比率を多くするのか」という運営者の考えが建物や設備に反映されます。
私は、できる限り顧客である「入居者様が使用する部分」の比率を多くしたいと考えます。
例えば、面積や設備について。
おおるり富塚の居室面積はすべての面積が20㎡以上という他と比べて広い設計。
ベット以外にもソファなどリビングスペースを確保することができます。
ご家族が来られた時もゆっくりと寛ぐことができます。
居室にはトイレ、洗面以外にもミニキッチン、IHヒータが備えられています。
無機質でなく暖かな雰囲気を心掛けました。
共同ダイニング、デイサービスなど入居者様、利用者様が使うスペースを規定よりかなり広く設けています。
エレベーターの配置についても、
訪れる人の視点では玄関ホールにあるのが一般的ですが、
ここは共同ダイニングに直接エレベーターがあります。
これは、利用者の居室までの距離、覚えやすい動線と、職員の移動距離などを考えて配置しています。
考え方の視点を入居者(そして職員)から考えています。
そして、施設備品について。
今回は「入居者様が実際に使用する椅子とテーブル」に想いを込めました。
ダイニングの家具は、和歌山県の一人の家具職員によって手作りされています。
毎日座る椅子だからこそ、より作り手の思いが伝わる。
選定には、サンプルをいただいて他のおおるりで実際に座ってもらったり、
家に持ち帰って、家族に座ってもらったりしました。
私たちの「おおるり」は、一つ一つそれぞれがオリジナルです。
今回のおおるり富塚についても、
建物ができて、それからスタートではなく、
建物ができる数年前の企画段階から、そんな想いを反映させています。
現在、そんな施設を一緒に運営してくれる職員、
そしてそこでご入居いただく入居者様
を募集しています。
当ブログにおいても、
2021年4月のおおるり富塚の開設前からいろいろな想いを綴っています。
是非ご確認いただければと思います。
おおるりホームページはこちら https://ohruri.jp/
バイスティックケアサービスのホームページはこちら https://bystickcare.co.jp/
塚本ブログはこちら https://bystickcare.hamazo.tv/c732885.html
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