『人員配置基準』人員は算数のように計算はできない。

こんばんは。
株式会社バイ・スティックケアサービスの塚本です。
弊社の行う施設運営・介護事業には人員基準というものがあります。
訪問介護事業であれば、事業を行うには『常勤2、5人以上』
という人員基準があり、
サ高住は、『日中最低1名以上』という規定の上で、
常駐人員を指定機関に登録する必要あります。

介護事業は人件費率が高く、配置する人員と業務量のバランスが崩れると
人件費が運営を圧迫し赤字を招いたり、人員不足で業務がまわらなくなったりすることがあります。
人員基準を満たし続けること、現場のスタッフの業務量が超過しないことなど
このバランスについてよく悩み、常に考えていますが、
ここが介護事業の非常に難しいところ』です。
算数の教科書であれば、
ひとつの業務を完了するのに、2名で2日かかりました。4名だったら何日かかりますか
という問題の答えは…
当然作業人数が2名が4名に増え、効率が倍となり、
完了するのも倍早くなり答えは、
1日」ですよね。
でも、現実的な施設運営の業務においては、
算数の計算方法の通り「1日」となることはないと思います。
現実的な答えは、
おそらく変わらず、「2日のまま」、
もしかしたら、、逆に時間がかかって、
4日」になる可能性もあるんじゃないかと思います。

どうしてそうなってしまうのかというと、
組織が大きくなったり、人員が多すぎると、
仕事をするよりも互いに作用し合うことにますます多くの時間が使われたり
人間関係、摩擦、担当、協力など作用に関わる内部の問題にとらわれやすくなり
内に向いたことに時間や労力をつかうことばかりが増え、
お互いに仕事を妨げることとなり、スマートにできる仕事を複雑化してしまうことになってしまうからだと思います。
それよりも、できるだけ小さな組織の中で意思決定がなされる体制の方が、
作業目的がはっきりとブレることがなく、
内に向けた余計な時間の浪費ではなく、
お客様という外に向けた有効な時間の使い方ができると思います。
何かと人員配置基準など、人員を数や有資格だけで把握し、
それが評価や安心感になってしまうような業界ですが、
実際には『人員は算数のように計算ができない
わけで注意が必要です。
多いからいいわけでも、少ないから悪いわけでもない。
おそらくこの事業を続ける限り、この人員配置と業務量のバランスについて
常に終わることなく、悩み考え続けることが必要なのだと思います。

弊社のホームページはこちら https://bystickcare.co.jp/
塚本ブログはこちら https://bystickcare.hamazo.tv/c732885.html

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